先日TREK7.5にSTIをつける!と意気巻いておりましたが、とある2ちゃんねるやCBNで「トラベルエージェントつけて峠を下っているときにブレーキがひけなくなって崖から落ちた」「半年で破断した」という書き込みを読んだり、ST-4500(TIAGRAのSTIレバーのこと)がいっこうにオークションで落とせないとか、今期から10s化してしまった105が使えればレバー黒があるのに・・・とかそういういろんな障害をもろもろ考えていたら嫌になりまして、STIは諦めてブレーキレバー+バーエンドシフター(バーコン)でいくことにしました。
これは結構勇気の要る決断だったんですが、これによって様々な問題が一気に解決しました。STI採用によって発生する問題点は以下のようなものです。
・値段が高い
・シフト位置の把握にさらにパーツがいる
・ブレーキの引き量が違う
・前3枚使えない
・黒が105しかなくて今期から10sのみ
・TIAGRAだと金かけてんのにグレードが上がらなくて気分悪い
一方でバーコン採用時の問題点は以下のようになります
・バーエンドにバーテープを巻き込めない(特に問題はないがなんとなく嫌)
・Vブレーキを引けるブレーキに種類が少なく、目当ての黒があまりない
・シフトチェンジをするにはバーエンドまで手を伸ばさないといけない
一番の問題点は最後のもので、実は既に仮組みをしてテストランを行っていますが、これは慣れるまでかなり面倒に感じるように思います。色の問題は海外通販でTEKTROのRL520の黒が売っていたのでそれを輸入し解決。商品が$21、送料が$26。KANE CREEKがTEKTROのOEM供給を受けて同じものを売ってるんですが、空輸送料込みでもまだRL520のほうが30%も安いってどうかしてると思います。
購入品目は以下になりました。
・ブレーキバー TEKTRO RL520(black) 送料込みで5000円くらい
・バーエンドシフター Shimano DURA-ACE SL-BS77 送料込み 6590円
・ハンドルステム ITM Racer(8cm) 3696円
・BBB バーテープ レースリボン 997円
・ハンドル Easton 30 WING 6825円
・ブレーキケーブルセット DURA-ACE 1648円
・アジャスティングバレル Jagwire 735円(結局つけどころが無くて未使用)
・ワイヤーカッター KING WC-150 1344円
計 26835円
STIを採用していたらTIAGRAでも2万弱くらいですから、7~8000円くらいの経費圧縮に成功しています。本当はハンドルはもうちょっと安いものにしたかったんですが、O野君にERGONグリップの効能を説いていたらいつの間にか・・・
アジャスティングバレルを取り付けるにはアウターワイヤーを余計に切断したりしなくてはならず、面倒だったのでとりあえず無しで行くことにしました。様子を見て考えます。
ステム長は今回の勘所でした。一般的にロードバイクのポジショニングでは、乗車してブラケットを握ったときに下を見て、「ハンドルステムがハンドルを食っている部分」と「前ホイールの中心」が重なっているのが目安なのだそうです。以前のステムは12cmもあったのでかなり長く、そのまま使うのはほぼ不可能と判断し短いものを買いました。長さの決定はフラットバーのときに乗りながらどのくらいの長さがよいか想像し決めたもので、適当です。が、結果的に上記セオリーにぴったりのいい位置に納まっています。
仮組みまでの様子を。
旧シフター、シフトワイヤー、ステム、ハンドル、ブレーキワイヤーとブレーキバーを外してハンドルとバーコン、ブレーキを取り付けた段階です。ブレーキが効かないので乗れませんが、この状態でブレーキとハンドルの位置・角度を決めます。ただ僕の買ったハンドルにはレバー設置ガイドがプリントされてなかったので、取り外した状態で「下ハンは水平」を目安に場所を決めてしまいました。車体にとりつけてから行ったのはハンドル角の調整だけです。
ワイヤーを張りました。
アジャスターバレルをつけるところを探して何度か入れたり抜いたりするのが面倒だったくらいで、基本的に作業は簡素なものです。DURA-ACEのアウターケーブルは最初からグリスが注入されているので楽でしたが、ブレーキブラケット部のグリスアップは忘れずに。問題はこのあとバーコンから出ているアウターワイヤーをハンドルに沿わせるか、外に出してしまうかなのですが・・・結果はまた後日。